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 日本脳炎

日本脳炎とは

主に蚊によって媒介される日本脳炎ウイルスが原因である感染症で、重篤な急性脳炎をおこします。
発症した場合20~40%が亡くなり、生存者の45~70%に後遺症が残るといわれています。

症状

通常6~16日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐にみまわれ、意識障害や麻痺などの神経系の障害を引き起こします。
小児では、腹痛、下痢を伴うことが多く、けいれんもしばしばみられます。

原因

日本脳炎ウイルスは蚊によって媒介されますが、ヒトからヒトへの感染ではなく、豚などの体内でウイルスが増加し、その血液を蚊が吸った上でヒトを刺した場合に感染します。

治療法

対症療法(症状をやわらげるための治療)しかありません。
日本脳炎は症状が現れた時点ですでに、ウイルスによって脳細胞が破壊されています。
そして、一度破壊された脳細胞の修復は困難とされており、死亡率や後遺症が残る確率が高いのはそのためです。

予防

ワクチン接種により、日本脳炎にかかるリスクを75~95%減らすことができます。

予防接種の標準的なスケジュール

  • 1期接種(計3回) 3歳のときに2回(6~28日の間隔をおく)、その後約1年後に1回
  • 2期接種(1回) 9歳のときに1回

参考

日本脳炎とは NIID国立感染症研究所

日本脳炎 厚生労働省

日本脳炎 大阪府立公衆衛生研究所

2016/05/10 更新

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