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執筆者: 一般ユーザー さん
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 完全母乳育児のメリット・デメリット

生まれてくる赤ちゃんを母乳だけで育てるのか、ミルクだけにするのか、母乳とミルクの混合にするのか。

母親なら誰でも考えることですね。

生まれる前から完全母乳育児を勧める産婦人科も多くなってきていて、母乳で育てることのメリットを教えてくれます。

では、母乳育児のメリット・デメリットとはどのようなことなのでしょうか。

完全母乳のメリット

①母乳育児は授乳が楽

なんといっても、母乳育児はまず授乳が楽だということです。

赤ちゃんがお腹を空かせて泣いたら、抱っこしておっぱいを吸わせるだけでいいのです。

ところがミルクで育てている場合、赤ちゃんが泣いたら深夜だろうが早朝だろうがまず哺乳瓶にミルクを作ることから始めなくてはなりません。

②赤ちゃんとのお出かけが楽

ミルクの場合は哺乳瓶を持ち歩く必要があり、足りなくなったらミルクを解くお湯が必要になってきます。

ただでさえ多い荷物がさらに重くなります。

その点、母乳ならいつでもおっぱいで作られているので、哺乳瓶もお湯もミルクも持ち歩く必要はありません。

③赤ちゃんの免疫力がUP

赤ちゃんは、あらかじめお腹の中で母親から免疫をもらって生まれてきます。

しかし、この免疫物質は生まれた時をピークに徐々に減ってゆき、生後半年ほどでほとんどなくなってしまいます。

一方、出産して初めて赤ちゃんに与える「初乳」には、免疫グロブリンAという免疫物質がたくさん含まれています。

これを飲むことで、赤ちゃんの体の中に免疫のバリアが張られるので、感染症などを予防することができるのです。

この免疫物質は、初乳に比べれば量はずっと減りますが、卒乳するまで飲んでいるので、母乳で育った赤ちゃんは病気になりにくいというわけです。

④産後のダイエットが楽

妊娠中にうっかり体重をオーバーしてしまって出産しても元に戻らないことが多いですが、授乳しているとどんどん体重が落ちていきます。

それは、体に蓄えられていた脂肪が母乳になって赤ちゃんに与えられるからです。

授乳中は、お腹がすごく減って食欲旺盛になってしまいますが、母親の体の中から直接栄養を与えているので、食べる量が限度を超えなければ太ることはありません。

ただし、卒乳後は同じだけ食べていると太ってしまうので注意しましょう。

母乳育児のデメリット

①一人でお出かけできない

これをデメリットと感じるかどうかは個人差があるかと思いますが、母乳育児は常に赤ちゃんと離れられないということです。

美容院や買い物など、ほんの数時間一人でお出かけしたい時が出てくると思いますが、新生児のうちはそれがなかなか難しいのです。

ミルクなら、母親が不在でも哺乳瓶とミルクさえあれば誰でも赤ちゃんを満足させてあげられますが、おっぱいをあげられるのは母親だけだからです。

母乳を搾乳して冷凍保存しておき、それを温めて哺乳瓶で与えることができますが、完全母乳で育てている赤ちゃんは哺乳瓶から飲むのを嫌がることが多いようです。

そうなると困りますね。

②授乳する場所を探す必要がある

赤ちゃんとお出かけした時、長時間になると途中で授乳する必要が出てきます。

授乳ケープなどで隠せばどこでもできるわけですが、やっぱり人目が気になりますよね。

そういう時、なかなか授乳スペースが見つからないと困ります。

ショッピングモールなどでは授乳スペースを設けているところもありますが、数が少ないと並んで待つことも。

③授乳しやすい服装にする必要がある

服装なんてどうでもいいと思われるかもしれませんが、女性にとって好きな服を着るということは意外と重要なことですよね。

赤ちゃんが泣いた時、少しでも早くおっぱいをあげたいと思うと、前がボタンなどで大きく開くものを選ぶ必要があります。

最近はおっぱいだけを出せるスリットが付いている授乳服もたくさん売っていますが、残念ながらデザインはイマイチのものが多いので、服選びに苦労する方も多いでしょう。

卒乳するまでの我慢ですが、ファッションにこだわりのある女性にはストレスになるというデメリットです。

出産までに母乳が出るように準備を

完全母乳育児を勧める産婦人科では、出産までの間に母乳が出るようにするために、「おっぱい教室」などの教育の場を設けているところもあります。完全母乳で育てるには、母乳がよく出ることが前提なので、母親はそのために努力する必要があるのです。

生まれてからも、常に水分をたくさん取らなくてはなりませんし、食べるものも母乳になることを考えるといい加減なことはできません。

ただ、誰もが努力すれば母乳がたくさん出るとは限りませんし、何らかの持病のために薬を飲んでいる場合など、母乳ばかりで育てることが難しい方もいると思います。ミルクにはミルクのメリットがありますし、ミルクとの併用で育てても免疫を与えることはできるので、完全母乳にこだわりすぎてストレスにならないようにしましょう。

参考

母乳育児をお勧めする10の理由 前田助産院らくーな

2016/07/20 更新

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