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【米国 New York】 アメリカでの離乳食事情

出産後あわただしく毎日が過ぎていき、気づけば離乳食開始時期。毎日の離乳食作りに悩み、疲れてしまうママも多いのではないでしょうか。

私は第二子をニューヨークで育て、日本との違いに驚くと同時に気持ちが楽になった部分もありました。ここではおおまかな日本との違いをご紹介します。

離乳食開始時期が早い

子どもの発達具合にもよりますが、特に問題がない場合は生後4か月ほどから離乳食が始まります。かかりつけ医からGoサインが出たら開始です。早くから慣れさせることで、アレルギーに対する耐性を付けていくという考えのもと、日本に比べると少し早めのスタートになります。

食べさせてはいけないものは2種類のみ

開始早々、食べさせてはいけないものは「はちみつ」と「コーンシロップ」のみ。ピーナッツバターでさえ、シュガーレスのものを少量与えるように指導されます。

最初は穀物や野菜、果物。徐々にたんぱく質を摂るようにしていきます。既成品の月齢表示を参考に進めていくと分かりやすいです。

手作りをほとんどしない

手作りが良いという風潮はありません。ベビーコーナーには離乳食を作るのに便利な裏ごし器なども置いてあるので作る人ももちろんいるでしょうが、棚はほぼ既成品で埋め尽くされています。また値段もそれほど高くありません。日本でも見かける粉末状のお粥に相当するライスシリアルというものは、1パックで1週間程度もち3ドルほどです。鉄分やビタミンも配合されているので、自分で作るお粥よりもこのライスシリアルを使うように指導されます。これと野菜や果物のペーストがあれば一食終了です。

Oatmeal | Gerber

1歳くらいまではペースト食

売られている離乳食を確認すると、1歳頃まではだいたいペースト食になります。月齢があがると量は増えますが、日本のように硬さを変えたり刻み食にしたりということは特にありません。

スナックは固形のパフなども売られているため、指先の練習も兼ねておやつにあげる人が多いです。パフは口どけが良く、のどが詰まらないように配慮されています。

Babies | Sprout Organic Foods

Superfood Puffs - Baby - Shop

ほぼ常温であげる

日本ではミルクにせよ離乳食にせよ、少しあたたかいものをあげますが、アメリカでは基本的にすべて常温です。粉ミルクも常温水で溶かして作ります。また使い捨て乳首を付けるだけであげられる液体ミルクも広く普及していますが、それも常温保存してそのままあげます。離乳食も常温であげることを想定してつくられており、公園や外食先でパウチを持って吸っている子をよく見かけます。

出汁をしっかりとって月齢に合わせて食材を吟味し、手間をかけて作る離乳食はもちろんすばらしいと思います。あたたかいものはあたたかく、冷たいものは冷たくと、温度や器にこだわるのも日本食のすばらしいところだと思います。でも、世の中にはもっと手を抜いて楽しく育児をしている人がいっぱいいるんだということを知り、手をかけなければと自分を追い込みすぎていたなと思えました。

参考

アメリカの離乳食はどう違う?食材、進め方、ベビーフードを比較 | せかいじゅうライフ

離乳食のススメ in アメリカ|駐在妻・ママのためのNY生活の手引き

2020/11/27 更新

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